サマプロ最終課題
サマプロの最終課題は、上海にある『WANDA』という商業施設の上層を創意園(Creative Office)に変えるというものです。
構想からプレゼンテーションまで含めて約1週間半の期間が与えられました。
私は2つの目的をもってこの課題に取り組みました。
1:クリエイティブオフィスで働く人の魅力や会社そのものの魅力を引き出す
2:クリエイティブワーカーらにとって重要な アイディアを出すこと を手助けする
以上2点を両立するため「ランウェイ」をコンセプトにしました。すなわち、見る/見られるの関係によって創意園をつくり出そうと。
ランウェイに見立てられた透明な箱が縦にも横にも連続します。その内部で繰り広げられるあらゆる活動は容易く見られますし、また見ることもできます。クリエイティブな活動そのものが見えるので、それ自体がオフィスの宣伝にもなります。一方、クリエイティブワーカーにとって、他人の活動を見ることで刺激を得たり、ふとアイディアが浮かんだりするかもしれません。
以下、最終課題発表会で使用したプレゼンテーションのスライドです。
最終課題 中間プレゼン
今日は最終課題の中間プレゼン。
最後の課題は、wangdaを創意園にするというもの。最終課題のチューターは、田辺さんと石賀さんです。
今回の課題では、プロトタイプとなるような施設を計画をすることと、それが中国全土に広がっていくという2つの要求が出されました。僕はこれに対して、一施設の設計にとどまらず、中国全土の問題に対して一定の効果なり解決方法を提示するような創意園にするのがいいと思いました。
そこで、出会いの場所を核とした創意園を提案しました。
仮タイトルは「出会い系“SITE”(SITEは土地の意味)」
キーワード:出会いの24時間サイクル 空間が利用者の様々な魅力を増幅するような空間
今中国では男性が圧倒的に多く、結婚適齢期の男性が適齢期の女性を2400万人も上回る状態です。今回はターゲットを結婚適齢期の人たちに設定し、その人たちとオフィスワーカーが良い関係を築くことができる建築空間を考えました。
今日の時点では具体的な空間の絵を示すことができなかったのが反省点です。
Wang Shu 建築ツアー
Wang Shu の建築を見るために日帰りで宁波(Ningbo)に行くバスツアーに参加しました。Wang Shu は、今年のプリツカー賞を受賞した中国人建築家です。
参加者は、上海にある以下の建築設計事務所のスタッフの人たち約50名。
(KMS、studio@、M.A.O、kuu world、長谷川逸子・建築計画工房、HMA Architects & Designers、BUILD Lab、Nacasa & Partners Inc.、隈研吾建築都市設計事務所、水晶石数字科技有限公司、TOA+Northscape、海驪建築装飾設計(上海)有限公司)
宁波(Google map)
上海からバスで3時間。
宁波歴史博物館
形も大きさも異なる煉瓦を一つ一つ積み上げていった手の痕跡。迫力がありました。
夜は上海にある日本の居酒屋「鳥重」で懇親会。kmsスタッフの新井さんと地図&城トーク。楽しかったー!
懇親会後はユースに戻り、日建設計・上海の亀井さんと談笑。今度日建上海にお邪魔させていただけるかも!楽しみ。
サマプロインターン
今日のインターンはプロジェクト建物のカラースタディ。Photoshopを使ってファサードの配色を検討。24案つくって、7案を万谷さんにご高覧いただきました。
自分の案が施主に了承されれば、実際にその色で建ってしまいます。ちょっとこわいです。
とにかく物事の進むスピードが速い。決断、手、頭の回転。
僕は頭の回転が遅いので、せめて手だけは早くしないと…。とりあえずショートカットキーをマスターしなければ。。。
kmsのスタッフの皆さんはとても親切です。スタッフの皆さんの支えがあってのサマプロです。今のプロジェクトでお世話になっている梶原さん、穴井さん、松尾さん、以前のプロジェクトでお世話になった谷口さんには、忙しいにも関わらずいつも親切丁寧に対応していただきました。ありがとうございました。
あと、最近気づいたのですが、こっちに来てから使ってる中国語は
チェガ、イガ
のみ。これさえ覚えておけば生きられます。