半日設計その1ー8号橋2期を商業施設に

こんばんは。安部井です。

今日は半日設計。13時から18時までの5時間で、一つの敷地に一つの仮想プロジェクトを提案。
今回の課題は、8号橋2期を商業施設にすることによって、仮想デベを喜ばせる、というもの。



8号橋2期とは、kmsが設計した創意園と呼ばれる建築です。創意園とはクリエイティブワーカーのための空間です。事務所から歩いて5分の距離、上海の中心からは車で30分の距離に位置しています。建物の東には局門路という道が通っています。敷地の北側には学校、道をはさんで向かいには創意園、南にはオフィスビルがあります。kmsでは現在、この局門路全体を改修しています。将来は、クリエイティブ層が集まって活動するための一つの拠点となるように計画されています。



タイトル

コミュニティリボン
ー商業とオフィスをつなぐ媒介ー

8号橋2期にリボンを挿入することによって全体の賃料を上げる提案です。


現状分析
・広場が使われておらず、閑散としている。
・局門路に対して建物が奥にあり、通りから建物が見えないため、そのままでは商業施設には向かない。

これらの問題を解決しながら商業施設に転用する計画を提案しなければいけない。


ターゲット
局門路で働くクリエイティブ層及び建物周辺の住民。


プログラム
不特定多数が接する局門路に面したところには商業の機能を、不特定多数が接しにくい、道から距離があいた場所には創意園を配置する。

道に面した広場:商業の広場(飲食、小売店舗など)
奥まったところにある広場:クリエイティブ層のための広場(クリエイティブ層が刺激を受けるようなテナントなど)
青い線で囲われた建物:ショールーム併設のオフィス
その他:クリエイティブオフィス



空間
リボンは商業とオフィスをつなぐ媒体。

リボンは商業テナントの賃料を高める
・局門路にせりだしたリボン(図1)は、局門路を通る多くの人に対して、建物への来訪動機を与えます。
・宙を舞うリボンは、人を上階へ来訪させる動機を与え、足下と2階以上の賃料の差を縮めます。
・リボンはこれまで関係が無かった向かいの創意園をつなげ、両棟の賃料を上げます。それは、局門路の価値を高めることに貢献します。

リボンはオフィスに付加価値を与える
ショールーム併設のオフィスを集めたブロッグの中をリボンが突き抜けます。
・リボンは、これまで8号橋〓期には無かったオフィスワーカーのための休憩場所になります。